戸建ての売却を考えたら流れはどうなる?手順や注意点も解説

戸建ての売却は、人生でそう何度も経験することではありません。そのため、「まず何から始めればいいのか」「どれくらい時間がかかるのか」といった疑問や不安を抱える方も多いのではないでしょうか。本記事では、戸建て売却の全体的な流れと必要な準備、売却までのスケジュール感、そして契約や引き渡し後の対応まで、初めての方でも安心して進められるよう丁寧に解説します。売却を成功させるためのポイントを押さえ、後悔のない取引を実現しましょう。

売却の全体的な流れとスケジュール感

戸建ての売却を進める際、全体としてどのくらいの期間がかかるのか気になりますよね。一般的には「3か月から11か月程度」が目安とされ、平均では6か月ほどかかるとされています。ただし、準備や契約、引き渡しを含めると、物件によっては11か月以上かかることもありますし、早いケースでは3か月以内に完了することもあります。

戸建て売却を進める流れは、大きく5つのフェーズに分かれます。

フェーズ内容期間の目安
準備相場調べ、必要書類の確認や取得、査定の依頼1~4週間程度
媒介契約・売却活動開始媒介契約の締結、写真撮影や広告掲載、内覧対応など数日~数週間
売却活動中購入希望者の見学対応、条件交渉、買付申込の受領3~6か月程度、物件によってはそれ以上
売買契約~決済契約締結、手付金受領、住宅ローン本審査など1~3週間
引き渡し~確定申告残代金の受領、所有権移転・抵当権抹消、確定申告1~2か月+翌年の申告期間

上の表を通じて、「戸建て 売却 流れ」で求めている全体構成がひと目で分かります。どの段階にもそれぞれ準備や確認すべきことがあり、焦らず余裕をもって進めることが大切です。

売却準備と必要書類のチェックポイント

戸建ての売却をご検討の方にとって、準備段階では建物や土地の状態の確認と必要書類の整備が不可欠です。ここでは、チェックすべき項目と書類をわかりやすく整理いたします。

準備項目具体内容注意点
建物・土地の状態確認建築基準法適合の確認(建築確認済証・検査済証)、境界の特定や土地測量書類の紛失が多く、再取得には時間や費用がかかる場合があります
権利関係の整理登記済権利証または登記識別情報、抵当権の有無・抹消権利書は再発行不可。紛失時は司法書士による「本人確認情報」や「事前通知制度」で対応が必要です
必要書類の準備固定資産税納税通知書、固定資産評価証明書、印鑑証明書、実印、住民票印鑑証明は有効期限が短く、住民票や印鑑証明の住所と登記簿登記住所の一致に注意が必要です

まず、建物が建築基準法に適合しているかを示す「建築確認済証」や「検査済証」は、買主が住宅ローンを組む際など重要な書類です。これらが紛失している場合、市区町村で「建築計画概要書」や「台帳記載事項証明書」を代替として取得可能です。

次に、所有権を証明する「登記済権利証」または「登記識別情報」は売却に際し欠かせません。紛失した場合には、司法書士による「本人確認情報」または法務局の「事前通知制度」を通じた対応が必要になります。また、住宅ローン等で抵当権が設定されている場合、抹消手続きの準備も必須です。

そして、税金や個人確認に関する書類としては、「固定資産税納税通知書(または固定資産評価証明書)」があり、評価額や按分計算に必要です。さらに、売買契約締結や引渡し時には、「印鑑証明書」「実印」「住民票(本籍地記載あり推奨)」の用意と、住所の一致確認が重要です。

これらの準備が整っていないと、手続きが長期化したり、買主から信頼を損なうリスクがあります。売却活動を円滑に進めるためには、早めのチェックと準備を心がけてください。

売却活動と媒介契約から売買契約までの進め方

戸建て売却においては、媒介契約を結んだ後、売却活動から売買契約締結までが重要なステップとなります。まず媒介契約の種類を理解し、売り出し価格を適正に設定した上で、広告活動・内覧対応、そして売買契約へとつなげていく流れを整理いたします。

項目内容
媒介契約の種類一般媒介・専任媒介・専属専任媒介の三種類があり、レインズ登録義務や報告義務、自己発見取引の可否などに違いがあります。
売却活動レインズ登録、ポータルサイト掲載やチラシ配布などの広告活動、内覧対応を経て購入希望者と進めます。
売買契約の手続き重要事項説明、手付金の受領、仲介手数料の支払いなどのプロセスがあります。

まず媒介契約には、複数の不動産会社と契約できる「一般媒介契約」、1社に依頼し自己発見取引が可能な「専任媒介契約」、1社に依頼し自己発見取引ができない「専属専任媒介契約」があります。それぞれ、レインズへの登録や販売状況の報告義務に違いがあります。一般媒介は報告義務がなく、専任媒介は2週間に1回以上、専属専任媒介は1週間に1回以上が義務です。レインズ登録の期限も異なり、一般媒介は任意、専任媒介は契約後7日以内、専属専任媒介は5日以内と定められています。

媒介契約締結後、不動産会社は広告活動を開始します。具体的にはインターネットの不動産ポータルサイト、チラシや折り込み広告への掲載、レインズへの登録などです。売り出し価格は、売主の希望や市場相場を踏まえて、提示価格と下限価格を設定し、不動産会社と相談して決定します。内覧対応にあたっては、玄関や水まわりなどの清掃や明るさの演出など、購入希望者に好印象を持ってもらえるよう準備することが大切です。

購入希望者が現れ条件調整が進むと、売買契約の締結に進みます。その際には、重要事項説明を受け、売主には建物の不具合や心理的な瑕疵がないか告知する義務があります。売買契約時には買主から手付金を受領し、仲介手数料の一部を支払います。仲介手数料は法律上、売買価格に応じて「3%+6万円+消費税」が上限となっていますが、物件価格によって段階的に設定される場合もあります。

このように、「媒介契約の内容を理解する」「売り出し価格を適切に設定する」「広告・内覧で良好な印象を与える」「重要事項説明や手付金・仲介手数料の処理を正確に行う」ことが、戸建て売却をスムーズに進めるための重要なポイントです。

:決済・引き渡し・確定申告までのフォロー

戸建て売却の最終段階である決済・引き渡し・確定申告の流れを、具体的かつわかりやすくご説明いたします。

まず、売却の「決済」では、売主様が「残代金の受領」を行い、同時に「抵当権(ローン)の抹消手続き」を進めます。抵当権抹消のためには、金融機関からの債権消滅証明書や登記申請書類が必要です。当日は司法書士が立ち会い、書類の確認・署名を行い、登記を経て正式に所有権が移転します。

引き渡し当日は、売主様にて「設備・内装などの最終チェック」「引っ越しの完了確認」「契約書に記載された引き渡し内容の確認(鍵・備品・契約特記事項など)」を必ず行っていただきます。事前にチェックリストを用意し、万が一の漏れを防ぐと安心です。

売却後には、譲渡所得税の申告が必要です。居住用財産を譲渡した場合、「居住用財産の3,000万円の特別控除」を適用できることが多く、譲渡所得が3,000万円以下であれば課税対象額がゼロとなります。ただし、確定申告により控除を受ける必要があります。また、所有期間が10年を超えている場合には、軽減税率(課税譲渡所得6,000万円以下の部分について所得税10%・住民税4%など)が併用可能であり、大きな節税効果が期待できます。申告には「売買契約書」「取得費・譲渡費用の領収書」「登記簿謄本」などを揃えて「譲渡所得の内訳書」を添付する必要があります。

下表は、それらのステップをまとめたチェックリストです。

ステップ 主な内容 売主様の対応
決済と抵当権抹消 残代金の受領・司法書士による登記申請 必要書類の準備と署名手続き
引き渡し当日 設備や鍵の最終確認・引っ越し完了 チェックリストで漏れなく実施
確定申告 3,000万円特別控除の適用、軽減税率の活用 必要書類の整理と税務署への申告

このように、売却の終盤までしっかりフォローすることで、お客様に安心して最後までお任せいただけます。

まとめ

戸建ての売却は、しっかりとした事前準備や書類の確認から始まり、査定や売却活動、契約、決済、確定申告まで段階的に進みます。一つ一つの工程を丁寧に進めることで、トラブルを避けながら無理なく売却を完了できます。特に書類や手続きの抜け漏れを防ぐことが円滑な取引につながりますので、不明点があった際は早めに確認することが大切です。初めての方でも全体の流れを理解しておくことで、安心して売却に取り組んでいただけます。

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後藤正浩

部署:株式会社go-to不動産 本店

資格:宅地建物取引士 

魚介が美味しく、支援も充実しており住みやすさが魅力な明石が好きです。
魚介が食べたくなったら魚の棚に行き新鮮な魚やタコ、貝を選ぶのが楽しいです!

後藤正浩が書いた記事

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